プラモデル制作 RSモデル 1/72 P38D「ライトニング」
2026/3/14
のちに双胴の悪魔と呼ばれるP-38ですが、デビュー当時は、6t近い重量による運動性能の悪さから、日本軍からもベロハチと呼ばれ戦績はさんざんでした。
1938年の開発当時、単発戦闘機の最高速度は480km/h程度が限界とされていましたが、双発で排気タービン過給機を備え、670km/hを超える速度は驚異的でした。
のちにスビートを生かした一撃離脱戦法により、欧州戦線などで顕著な働きをしました。
また、1943年ブーゲンビル島上空で当時の日本海軍連合艦隊司令長官山本五十六大将搭乗の一式陸上攻撃機の撃墜に成功しています。
1942年から実践配備され、10,037機が生産されました。
キットはネットオークションで比較的安価に入手できました。
RSモデルはチェコのメーカーで、簡易インジェクションでマイナーな航空機も多く販売しています。
繊細な凹モールドで、小物のキレも良さそうです。
同機の複数の型が販売されています。D型は初期型で、排気タービン過給機前方がエアインテークになっています・
コクピットはイス、計器付きの床板、操縦ハンドル、計器盤、ラダーペダル、防弾背板です。計器盤は凸モールドです。
箱のように組み上げられるのですが、ほとんどがイモ付けで、しかもインストがあやふやでどこに接着してよいか迷います。タミヤのようにパチッとは決まりません。
前輪の脚庫は、レジン製なのですが、余分の部分が大きく、切り取るのに苦労します。
しかもコクピットの床板と干渉するため、機首の上下部品が閉まりません。
脚庫側と、コクピットの床板を何度もやすって、調整が必要でした。
素組では前輪が浮くので、機首にはオモリを入れます。
さらにモーメントが大きい垂直尾翼は内側から削って、極力薄くし、余分な内側も削ります。水平尾翼も下側を削ります。
少しでも後部を軽くするため、水平尾翼のはめ込みには穴あけ、ブーム中央のラジエター部分の胴体側にも穴あけします。
とりあえずオモリを何グラムにしたらよいかを測るために、仮組してみます。
機種に15gと2gの鉛をハンマーで成形して仕込みました。
何とか前下がりのようですが、念のため機種の前端部分は接着せずにおきます。
プロペラは、一枚ずつ接着する仕様。接着面が少なく心もとないので、0.2mmの金属線を入れて補強します。スビートを出すため右エンジンは時計回り、左エンジンは反時計回りの、内側回転です。
プロペラ軸は短くて、回るようにできないので、切り取って伸ばしランナーで置き換え、穴開きプラ棒で軸受けを内部に作りました。
操縦席部分の胴体と、主翼の接着にはかなりの段差が生じます。
他にもブームと主翼の間、エンジンマウントと主翼の間にも段差と隙間ができます。簡易なので仕方ないですね。
ブームと主翼は接着面が少ないので、主翼の内側に桁のかわりに半円のランナーを接着し、安定させます。先に接着しやすいエンジンマウントをがっちり接着し、そののちブームを輪ゴムなどで強く圧着しながら、流し込みタイプの接着剤を多めに使用します。
接着を終えてみると、水平尾翼がピタッとはまってゆがみは生じていませんが、前から見ると右翼だけ、ブームの先の主翼が下がっていて、トムキャットのようになっています。
翼下面とブームのつなぎ目に溝を作りプラ板をはさんで、先端を上げます。
キャノピーは、上部が横に開くタイプと後ろにはね上げるタイプがあるようですが、初期型なので横開きだと想定しました。前部と後部、中央部はさらに3つに切断します。
デカールはインストと箱絵の番号が全部違っていて、かなり迷いますが、すべて使えました。
燃料注入口を示すデカールは2つ余ります。
デカールには、赤十字マークのついた塗装例がありますが、迷った末、通常の戦闘機塗装にしました。
下面をニュートラルグレー、上面をオリーブドラブで塗り重ねます。
黒で墨入れしてデカールを貼っているところです。
脚に想像でブレーキパイプを取り付けました。
前輪は、インストでは支柱が中央部寄り、アクチュエーターが前部から支えるような指示になっていますが、写真を探しても、支柱が前部でアクチュエーターが中央寄りのものしか出てこなかったので、そのようにします。
ここからは完成品。
パネルの凹モールドなどは良く表現されていましたが、各部品の合いは悪く、簡易インジェクションと相まって、各接合部分で段差ができました。溶きパテなどで修正しましたが、段差ができてしまい、修業が足りませんでした。
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